まるで何事もなかったかのような仙台市内。
多少街が暗いのは今の東京とて変わらない。
本当にここが震災地なのかと思うくらい人々は
いつものように活動している。
どちらかと言えば活気があるようにも見えた。
こういった元気な仙台市内の方が、
ニュースには流れないのかもしれない。
しかし仙台市内から車を30分ほど走らせ、土盛された高速道路を
くぐると景色は一変した。
家屋は倒壊し、スクラップされたような車がいたるところに
転がっていた。
この高速道路の向こう側とこちら側。
たったそれだけであまりにも違う世界。
一緒にいったメンバーも誰一人しゃべらなくなった。
無言のまま、車から降りてひたすらシャッターを押した。
写真を撮るたびに大きなストレスを感じた。
もう撮りたくなかった。
土台だけが広がる海岸沿い。
ここにはたくさんの家があったのだろうという想像しかできない。
ニュースで見てわかっていたつもりでいたけれど
目の前に広がる現実に心が握りつぶされそうだった。
今回の目的は、滋賀の長浜の小学生が手作りで作った
風鈴とメッセージを仙台の被災した小学生に届けるということ。
それが我々の今回のミッション。
それができたことで我々も救われた気がする。
ただ被災地を見るだけで帰っていたら我々も絶望感という
波にのまれていたかもしれない。
実際に小学生にあって、一人一人に風鈴を手渡せたこと
そして、子供たちの顔が見れたこと。
決して皆が笑顔ではなかったけれど、
いつか笑顔になってくれると信じて。
そして、全国から集まったたくさんの文房具・・・
ありがたいことですがという前置きの後、一人の子どもに対して
鉛筆が100本以上あって、逆にありがたみが分からないと困るので
子供たちにはすべての文房具を見せていないのです、という教頭先生。
本当に欲しい物がなく、同じようなものばかりが集まってしまうという
支援物資を送ることの難しさを知ると同時に一人の子どもに対して
鉛筆100本分の愛と親切が全国から届いているんだな
ということも実感しました。
今回の震災でたくさんの方がなくなったことももちろん知っています。
たくさんの人が家をなくしたことも分かっています。
いろんな課題が山積みだということも聞かされました。
でもこれからこの街がどう変わっていくのか
僕はとても興味があります。
10年後もこのままってことは絶対にないはずです。
来月開催される七夕祭りもきっと盛り上がることでしょう。
たくさんの悲しみの上に希望を重ねて
さらに大きな街になっていくんだろうなと思います。
仙台だけでなく、福島や岩手を含めた東北という地域が
どうこれから変わっていくのか・・・
自分にできる範囲で支援をさせていただきながら
ゆっくりと見守っていきたいと思います。
風鈴を渡した子供たちが大人になる頃
どんな街にそしてどんな日本になっているんだろう。
そんなことをふと考えてみた・・・。
多少街が暗いのは今の東京とて変わらない。
本当にここが震災地なのかと思うくらい人々は
いつものように活動している。
どちらかと言えば活気があるようにも見えた。
こういった元気な仙台市内の方が、
ニュースには流れないのかもしれない。
しかし仙台市内から車を30分ほど走らせ、土盛された高速道路を
くぐると景色は一変した。
家屋は倒壊し、スクラップされたような車がいたるところに
転がっていた。
この高速道路の向こう側とこちら側。
たったそれだけであまりにも違う世界。
一緒にいったメンバーも誰一人しゃべらなくなった。
無言のまま、車から降りてひたすらシャッターを押した。
写真を撮るたびに大きなストレスを感じた。
もう撮りたくなかった。
土台だけが広がる海岸沿い。
ここにはたくさんの家があったのだろうという想像しかできない。
ニュースで見てわかっていたつもりでいたけれど
目の前に広がる現実に心が握りつぶされそうだった。
今回の目的は、滋賀の長浜の小学生が手作りで作った
風鈴とメッセージを仙台の被災した小学生に届けるということ。
それが我々の今回のミッション。
それができたことで我々も救われた気がする。
ただ被災地を見るだけで帰っていたら我々も絶望感という
波にのまれていたかもしれない。
実際に小学生にあって、一人一人に風鈴を手渡せたこと
そして、子供たちの顔が見れたこと。
決して皆が笑顔ではなかったけれど、
いつか笑顔になってくれると信じて。
そして、全国から集まったたくさんの文房具・・・
ありがたいことですがという前置きの後、一人の子どもに対して
鉛筆が100本以上あって、逆にありがたみが分からないと困るので
子供たちにはすべての文房具を見せていないのです、という教頭先生。
本当に欲しい物がなく、同じようなものばかりが集まってしまうという
支援物資を送ることの難しさを知ると同時に一人の子どもに対して
鉛筆100本分の愛と親切が全国から届いているんだな
ということも実感しました。
今回の震災でたくさんの方がなくなったことももちろん知っています。
たくさんの人が家をなくしたことも分かっています。
いろんな課題が山積みだということも聞かされました。
でもこれからこの街がどう変わっていくのか
僕はとても興味があります。
10年後もこのままってことは絶対にないはずです。
来月開催される七夕祭りもきっと盛り上がることでしょう。
たくさんの悲しみの上に希望を重ねて
さらに大きな街になっていくんだろうなと思います。
仙台だけでなく、福島や岩手を含めた東北という地域が
どうこれから変わっていくのか・・・
自分にできる範囲で支援をさせていただきながら
ゆっくりと見守っていきたいと思います。
風鈴を渡した子供たちが大人になる頃
どんな街にそしてどんな日本になっているんだろう。
そんなことをふと考えてみた・・・。
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by bbfry
| 2011-07-28 01:14
| HitoriGoto