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最近読んで泣いた本 in 新幹線

最近読んで泣いた本 in 新幹線_a0005476_2257913.jpg滋賀へ帰る新幹線の中で僕はひとり号泣していた。やっぱり浅田次郎はいつも泣かせてくれる。

以前、渋谷のバーで飲んでいたときカウンター越しにバーテンの女性に教えてもらった。もしまだ読んでないならこれは読んだ方がいいと。

「天国までの100マイル」

タイトルだけでかなりグッとくる。

こういった泣ける本を読むには新幹線の中は最適だ。
誰にも邪魔されず本の中に入りこめる。


泣けるよこの本・・・って言われても意外と泣けなかったりする。

ある人には泣ける本でも他の人には違ったり。


それはきっとその人の今まで生きてきたバックグラウンドが
違うから当然なのだろうと思う。

泣けるときって、自分におきた過去の何かとシンクロしたとき
それを思い出して泣くのだと思うから。


この本は、母を助けたい一心で百マイルの道を走る落ちぶれた息子の話。

そして、その息子が立ち直るためのきっかけになればと
周りの反対も気にせず自分の命を息子に託す母。

100マイルの中で二人をいろいろな形で支える人たちとの出会い

さらにそこに泣けるほど切ない恋愛が絡んでくる。


これでもかと著者の浅田次郎は僕の涙腺を刺激する。


仕事をがんばってるとどうしても専門書とか成功本に
手がいきがちだ。

でもたまにはこういった小説を読んでひとりで泣くのもいいかもしれない。

僕はそんな新幹線の中の空間が今一番好きな時間。

最近では新幹線も無線化され、電源コンセントも付くようになった。
どんどん便利になっていくけれど、僕はこれからも
新幹線の中は読書の時間にすると思う。
by bbfry | 2010-03-23 23:37 | Book

東京と滋賀を行ったり来たり、どこに住むかより毎日旅をしたらいいじゃない。


by nini